誰でも、仕事に、日々の暮らしに、
最小のエネルギーで最大の効果をあげられます。
 いろいろな問題を見つめます。

 自己啓発
                              
アレクサンダーテクニークは動きの中の禅という呼ばれ方もしています。

ひとつの習慣という車輪に乗ったままでは、よくあることですが、我々は知らないうちに
サイドブレーキをかけっぱなしにしているようなものです。
その理由は、恐怖・怠惰・先入観などが多いようで、つまり、「なんとなくコワイし、
めんどうくさいし、これはこういうものだ」と思っている。そうやって、精神や考えや
気持ちや感じや身体にブレーキをかけておきながら、一方で同時に、どこか別のところへ
進もうとアクセルを踏んでいる。

引っ張りながら押しているような状態・・・そんなことありますか?それでは疲れませんか?
サイドブレーキをかけたまま走る車は、たぶん近いうちにエンジンかどこかヨソまで故障するように思われませんか。

理知的に考慮すれば、自分でかけていたブレーキを緩めてからアクセルを踏んだ方がよりスムースに、少ないエネルギーで自動車は動くでしょう。そして、ブレーキをはずすにあたっては、安全を確認しながら徐々にやっていくほうがいいでしょう。 習慣的に自分自身を変なふうに使ってきたということに、まず気づけば、だんだんそういった余計なことをやめていくことができるでしょう。だんだんと仕事を最低限の努力と最大限の効率で実行できるようになるでしょう。実際に余分な緊張が緩んでいくと、もう一方で本来持っていた強さが起きやすくなります。というのも、今まで不必要なところへ使っていたエネルギーを、もっと有効なところへ使うことが出来るからです。

 アレクサンダーテクニークを利用すれば、自己啓発になります。
 生まれ変わったように自分の潜在能力を発見・発揮していくことになります。


 武道愛好家にアレクサンダーテクニーク愛好家が多い理由も、不必要な動きを無くし、
 必要な動きが自然に出てくるのに任せることができれば、無敵だからです。

 

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さて、ちょっと思い出してもらえませんか?

もし自分の使い方のせいで自分をうまく使えなくしているのだったらどうでしょうか。

ここでテクニークの発見者、FM=アレクサンダー氏のエピソードを再びお知らせしましょう。
日本でいう明治時代のことです。舞台役者だった彼はのどが痛くなりときどき声がかすれました。
医者へ行ってみると「安静に」といわれそのようにしました。それで望んだ大きな舞台で公演中にとうとう声がかすれすぎて出なくなりました。最悪の事態でした。しかし、くやしいです。医者がどこも悪くないというなら、きっと舞台で自分が何かへんなことをしているのかも知れないと思いました。
それで鏡を使ってその後10年にわたる自分自身の観察を続けたのです。彼が発見したのは、

自分を含め動物には首・頭・背中とつながるダイナミックな流れ(プライマリーコントロール)があり、
何かの拍子にその流れが妨げられることがあるということでした。
その妨げを「びっくり反射」と名づけました。びっくり反射は全身に影響します。


読者の方も今これを読みながら、わざと首をぎゅっとして見てください、どれで1~2分ほどじっとしていられますか?
どうなりましたか? たぶん色々な影響があったでしょう。
呼吸は?肩は?腰は?気分は?感じは?・・・どうなりましたか?
もうギュッというのをやめてもいいですよ。

自分でしているなら自分でやめられますね。 もし痛くするような使い方が変われば、痛みも変わるはずです。痛みが無くても、もっともっと、効率的な動きはどこまでもできるはずです。FMさんはお友達がいなかったのか、たった一人で実験を続けたのですが、皆さんには我々のようなアレクサンダー教師というお友達がいます。これから毎日数時間ずつ10年間に渡って、自分の姿を鏡で見続けてテクニークを再発見したいヒトを止めはしませんが、たぶん、これから近所の教師と数回のレッスンを続けたほうが短い期間で無事に進みましょう。演劇のみならず、全ての人が得をするテクニークだと今では判明していますし・・・。



 いろいろな問題を見つめます。